朝夜寒い昼暑いの日々で、体調不良の方も増えていると思いますが、皆様には早朝の乾布摩擦などしっかりとした体調管理をして頂ければと願います（乾布摩擦冗談です体調管理本当です）。さて、こちらのコラムをお読みの方の中には不動産の一括査定サイトをご利用された方もいらっしゃるかと思います。お気づきになられた方も多いと思いますが、遠くの会社ばっかりで地元の不動産会社少ないじゃんかと感じられたことでしょう。そうです、我ら地域密着不動産会社が、一括査定サイトに参加しない理由はキチンとあるのです。本日はその理由について説明させて頂きたいと思います。ではれっつらご

1. 意味のない査定価格の吊り上げ競争がいや

査定サイトに参加すると、大体5～6社と競合することになります。本当の相場が1500万円だったとして、A社が1800万円、B社が1900万円、正直者のC社が1500万円の査定をしたとき、AB社の高い査定価格につられ『全然C社やる気あれへんがな』と売主様に残酷な判断を下されることがあります。また大抵CMでお馴染みの大手不動産業者が価格を吊り上げるので、奇妙な説得力があり売主様は信じたい気持ちになります。地域密着で営業している我々にとって相場感は生命線なので、査定価格で嘘を付くことは出来ません。売主様のお気持ちを考えると、高い査定額は【誉め言葉】みたいなものです。例え近くに店舗がない遠方の不動産会社であれ、大手の会社が相場より高い査定価格を出せば信じる気にもなることでしょう。しかし実際売れるのは実勢相場なので、3か月後には『ここは一つ価格を下げましょう』と担当者は自信満々に説得をしてきます。『一生懸命に活動してくれていたし、仕方ないよね』と値下げに踏み切る売主様が多数派となります。私もそうですが、人間過去にした決断を後悔したくないので、都合よく脳内変換して最善策を選んだと自分を納得させようとします。実は担当者はそれを見込み、叱責されることはないと踏んでこんなことをしているのです。大手の不動産会社の場合は、媒介契約の件数目標（ノルマ）があるので、とりあえず媒介契約を結ぶことが最重要で、販売価格は後から下げればいいと高を括るのです。販売方法やご提案、担当者のスキル等、ど真ん中直球勝負で後れを取る分には納得できますが、同じ土俵に立たない不動産会社と競合したくないというのが本音です。

2. 一般媒介契約をしたくない

競合が5～6社もいると、負け確が見えたときに売主様に【一般媒介契約】を勧める不動産業者がいます。一般媒介契約は販売窓口を無制限に作れる契約で、一見一番理想的な媒介契約に見えるのと、どこの業者も断らないで済みますので、売主様にとってとても素晴らしい選択肢に感じます。実際のところ売主様にとって一般媒介契約はほったらかし待ったなしの悪手ですが、普通そんなこと気づきません。先日お会いした売主様も『5社に販売お願いしてるけど、どこも何の提案もしてくれない』とお嘆きでした。一般媒介契約は、販売活動報告義務なし、他の業者が売買契約を結べばそれまでの苦労が水の泡なので、残念ですが、すぐ売れない物件はまともに販売活動をしていないと思いますよと伝えたところ、『だれもそんな話をしてくれなかった』とのことでした。これは売れなかった時に初めて売主様にご納得頂ける話で、販売開始時には耳に蓋を閉じられる類の話です。普通は全ての会社がまともに販売活動をすると思いますので、こんなことは思いもよらない話だと思います。

3. 反響課金制はうんざり

一括査定サイトの運営会社は、反響があって初めて不動産業者より利益を得られる仕組みとなっております。つまり、反響さえあれば実際にその不動産が販売されようがされまいが関係ない立ち位置におります。反響を取るのが目的の為、敷居を下げるだけ下げて、全然売却予定のない方まで呼び込むという私たちにとって本末転倒な宣伝手法も目につきます。その為、反響のあったお客様とどこの業者も媒介契約を結ぶことがないということも間々あります。なまじっか反響率が高いため忙しいだけの状態になることもしばしば、、、その上、反響の都度安くはない金額が課金されるという仕様のため、【おい！僕らはいったい何をやっているんだ？】と半年後ぐらいに気づくのです。商売に近道はないといいます。でもあまりに遠回りな道のりには辟易としました。

まとめ

弊社テクノ住宅販売も昔は一括査定サイトに登録していたことがあります。その苦い経験を踏まえ、不動産をご売却されたい方、専門の自社運営のサイト【富田林・河内長野不動産売却買取センター】を立ち上げました。真剣に不動産のご売却をされたい方に、弊社の知識、経験、ノウハウを詰め込んだサイトをご覧頂ければ必ず他社様との違いに気づいて頂けるはずと思います。そして弊社の担当者にお会いしてください、富田林市、河内長野市、南河内郡のエリアの不動産売却では随一のご提案をさせて頂きます。また他社様で販売中のお客様もお気軽にご相談ください。弊社で販売出来なくても、これをこうしてこうした方が良いです等、無料でご提案はさせて頂きます（ご近所様に弊社の良い評判をお伝え頂けばと・・・）。

では、ご拝読ありがとうございました。皆様からのご相談を心よりお待ちしております！